佐々木一成のブログ

元JOYBRASS トロンボーンアドバイザー 佐々木一成のブログです

ヘビーだぜ!!

(ウルルズの「ガッだぜ」のメロディーで)

ヘビーだぜ!
パワフルサウンド
ヘビーだぜ!
投げたら凶器
ヘビーだぜ!
重さこそ正義
トロンボーン吹きなら一度は試せよGo!

バックのメガトーン
グレイゴのデコ(ヘビーだぜ)
ストークのヘビータイプ
グレッグブラック

ウィリーズモンスター
ミニック ファーガソン(ヘビーだぜ)
JKのヘビータイプ 珍しいぜ

デニスウィック ヘビートップ(ヘビートップ)
モネット良いけど~高い高い高い
ボブリーブス スタンダードブランク(スタンダードブランク)
フォセットヘビー、レッチェもヘビー
マーシンキウィッツCH!

ヘビーだぜ
パワフルサウンド
ヘビーだぜ
文鎮ではない
ヘビーだぜ
バランスが重要
流行り廃りがあるんだぜGO!


ハイどうも、アドバイザーの佐々木です。
ヘビータイプのマウスピースは沢山のメーカーから出ていますね。良い悪いなんて楽器と個人の相性次第という身も蓋もないことを言ってしまうとあれなんですが…色々試した結果、僕の奏法だとコーンとの相性が良い印象ですね。なんでかは良くわからないですがね。
やはり質量とレスポンスのトレードオフみたいなところはずっと付きまとってしまう印象は拭えてないのです、加えて自分のプレイヤーとしての志向性も大きく影響してしまうのでね…流行りとかもあるのですがウエイトの流行りみたいなところは僕の感覚だと楽器の流行と比例するようになっているような気がします。
まあ、なんだ。とにかく試してみましょうということです(笑)なんじゃいそりゃと感じでしょうが、いやもう、「ヘビーだぜ」というのが浮かんできてしまったので書かずにはいられなかったんです。

というわけで何か質問があればくださいね!それでは、また。

tb@joybrass.co.jp までお願いします。

質問に答えます vol.4

どうも、アドバイザーの佐々木です。
今回は集まってきた質問にお答えしますよ。

Q すぐバテてしまいます。

A そうですね、僕もすぐバテてしまいます。
と言ってしまってはあれなんですけど、大事なのはバテていたとしても「演奏することが出来るかどうか」というところが大事ではないでしょうか。僕自身もバテてもなんとか演奏出来るような感じの吹き方だったり道具だったりを常に探しているような感じですかね。つまるところ演奏行為の効率化がというところなのでしょうが、個人的にこればかりはこういうのが正解というのはなかったりします。僕が最近思うのは「ああ、バテた」で終わるのではなくて、どうしてバテているのかを考えてみると自分の奏法も含めて見えてくるものもある気がしますね。あのベッケさんでさえもリハ―サルで2,3曲やりおわった段階で本人が「もう、バテてるよ」と言っていたのをきいて。
なにかの冗談かと思いました。
いや、その後も全然吹けてるやん…。とまあなんというか(身体的に)バテていても音が出てくれるという状態を探してあげるというのが一つのバロメーターになればと思います。

Q (先生&先輩から)マウスピースのサイズを変えてみろと言われます。

A はい、こういう感じ質問はいくついただきました。それぞれ大きくとか小さくとか音的な部分など多少の違いはあったのですが、大体同じ質問として捉えられるのでまとめてお答えします。佐々木的には
とりあえず色々と試してみようという感じですね、もちろん自分の好きなリムサイズというのは多分歯や顎、唇の状態や奏法のタイプとかでと固定されがちだとは思うのです、スローカーさんも自分のベストのリムサイズは変えるべきではないと(この場合はアルトとテナーの持ち替えの話でした)言ってましたしね。
ただ僕自身はアルトとテナーでサイズは違うし、バストロはやっぱり大きくしないとらしさが出ません。お店にいて感じるのは、リム内径が選択肢の一番最初にあるけれど本人が吹きやすいと思うものは楽器に合わせて吹いてみてわかるということがほとんどではないでしょうか。前に書いたブログのような可能性を考えればそれこそ一概にはいえないと思っています。ダメならダメで良いけれど考えただけでやめずに試してみないなんてなんか勿体無い。

はい、今回はここまでです。
すみません、最近なかなか更新できないですが気にせず質問はガンガンくださいね。
tb@joybrass.co.jp までお願いします。
それでは、また。

吾輩はメモである

どうも、アドバイザーの佐々木です。

レッスンを受けてる途中や終わった後にメモをとったりしてますか?
普段レッスンをしてて思うのですが、レッスンで起こったことというのは意外と目立ったポイントのみだけが印象的に記憶されているように感じます。そしてだんだんと薄れて自分の感覚に戻っていってしまう人が案外多いのではないかと…。それでも勘が良かったりレッスンの相性が良いなら十分に伸びていけるのですが、今一つ上手くいってないと思うのでしたらメモすることをオススメします。

僕がレッスンを受け始めた時にまずはノートを用意してとにかく言われた事を記録しなさいと言われました。レッスンの内容や先生のちょっとした言葉だったり、自分ではない人のレッスンやマスタークラスでもメモしていくことを習慣にしていきましたね。それでも当時はちょっと面倒くさいなと思うところもあり、録音すれば音も聴けるし良いかな?と思って録音をしていた時期もあるんですね。ただプレイバックに同じ時間がかかってしまうし、録りためてもそこから必要な情報を引き出すのに向いていないと思いました。そうこうして書き溜めた色々なことは今自分が吹く側でも教える側でも役に立つことばかりで、大切な財産となっています。当時はまるで感覚として理解出来なかったことや練習パターンなど、とても良い内容だったんだと後になってわかることがそれはもう沢山あります。

ただ今はスマホなどにメモされている方をよく見かけます。
最近は便利になってきていて、僕もスマホやPCでいつでも読み書きできるEvernoteなどにメモしてはいますが、それでも何でしょうね?あの自分で書き上げた紙のメモの積み重ねはより強く印象に残っている気がします。なのでね、皆さんも是非習慣化しましょう。人は忘れていく生き物ですからね、そうそう、メモ用のノートは5線ノートがとっさに楽譜も書けて便利ですよ。

それでは、また。

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リップスラーーーーーイム

どうも、アドバイザーの佐々木です。

最近少しづつ涼しくなってきましたね、なかなかブログがあげられずすみません~。

今回はリップスライム…いやリップスラーについてです。
レッスンをしていてもリップスラーが苦手だと言う方がそれなりに多くいらっしゃるのですが…

はい、私も得意ではありません。

というわけで、苦手ながら色々と試してきた中で、これは良いと思った個人的ポイントですが、

1、息が同じ感覚で出続いてる状態に音が付いてくるような感じで。

2、移動する音をそれぞれロングトーンで吹いている質感で捉えられているか=ちゃんと音を捕まえられているか。

3、移動した音の状態の切り替わりをそこまでシビアに考えないが、より反応が速いほうを選んでいく。

4、体や口元などをあまり意識せず、あくまでも頭の中での音移動に体がついていく感じ。

これらで最も大事なのはロングトーンの音の状態をリップスラーのときにちゃんと意識するというところです。
まあこれは苦手な僕が色々とやってきたなかでこれが良いと思った内容なのでね、なんともいえないところがあります。
それでもなんとかこれで速い動きや跳躍、トリルとかが前よりも出来るようになりましたね。
それにしても人によってはすごく簡単に出来ている方もおられるのでむしろどうやっているんだろうと本当に思います。

短いですが、今回はこんなところです。
(ふざけたタイトルを思いついたところがMAXでしたね。)

それではまた。

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エチュードとの関わり方

どうも、アドバイザーの佐々木です。
今回はフランスの常識非常識の第4回です。

「フランスは国産エチュードの嵐や‼」

フランスの教育システムはそれなりに歴史があるみたいで、フランス人が書いたものだけでも、色々な教則本やエチュード集が沢山あります。古いものだと世界的に有名なアーバンやトロンボーンでもお馴染みのロッシュのエチュードもそうですね。ただトロンボーン用となるとやはり近現代のものが多くなりますね。自然な流れなんでしょうけどやはりトロンボーン奏者が書いたものが多いように感じます。

前回紹介したバドメーカムもそうですが、それぞれが残した教本が現在の学生に受け継がれていますね。といういことで僕が留学時代やっていたものを紹介しますね。ちなみにラフォースはバドメーカムくらいしかやらなかったです。

ピショローのスペシャルレガートです。幅広い音域をレガートで練習するように書かれた本で、頭の全調のアルペジオのあとは短めの練習曲になっています。これはよくやりましたね、今でもパターンを使ったりしている個人的にとても良いエチュードだと思います。






ピショローのプレアンブルです。これは僕が調子が悪くなったときによく使っていたもので、単純な比較的やさしい本になっています。ある程度吹けるようになるとそこまで使うことはなくなりましたが、大事な時間を過ごせたと今は思えますね。






ピショローの全ての音を使った30のエチュードです。
こいつはとっても歯ごたえがあります。たぶんバドメーカムより難しいです。初めたころはとても吹ける気がしなかったのですが、それでもしつこくチャレンジしていると出来るようになってくるのは不思議なものです。

イヴ・ドゥマールのスプレス(リップスラー)です。これもリップスラーを軸に練習曲集となっています。これも結構やりましたね、ちなみにこの本の前段階としてDebut en Souplessといってもっとやさしいバージョンもあります。






ジル・スノンの25のエチュードリトモ・メロディックです。こいつもなかなか難しいですが、曲が面白いので飽きさせないですよ。ただ、まあ結構難しいですがね・・・。





とまあ挙げていくといくとキリがないのですが、とりあえずはこんなところです。あとはノレとかノレとかノレとか…
どのエチュードをやるにしても難しいけれどひととおり触っていくということが大事な気がします。
出来ないところでつまるよりもざっくりと全体を吹いてみてからのほうが良いと思います。
そうでなくても最後までさらいきることはないことのほうが多いでしょうから、全体図を体感的に把握することが大事だと考えてます。
せっかく買うんですしね!あとは曲として楽しめるかどうかが分かれ道になると思いますね。
ジャンルで分けてみると
・スケール的なもの
・レガートやアタックをつかったアーティキュレーション的なもの
・曲想やスタイルを学べるもの

を多くやった気がします。人によって若干違いますが他の生徒も似たようなメニューでしたね。
探してみると皆さんももっと楽しめるエチュードあると思いますよ!

それでは、また。

【質問募集中です!】tb@joybrass.co.jp まで。 タイトルを質問コーナーにしてくださいね!

質問に答えます vol.3

どうも、アドバイザーの佐々木です。今回は質問に答えていきますよ!

Q
アレッシホーンだと、マウスピースはアレッシの使っているグレイゴのアレッシモデル1Cが一番相性が良いのですか?

A
もちろん相性は良いと思います。僕も楽器を使い始めてからはグレイゴから買って試していきました!ただグレイゴ以外=相性が悪いということではないと思っていて、自分の好きな音質感がするものであれば良いと思っています。それに前に書いたように距離などで自分の吹きかたと使っている楽器の相性なんてあっという間に変わってしまうし、なかなか一概には言えないところです。また、本人が使用している大きさが自分に合うかどうかというのは中々シビアな問題だと思いますね。ただそのプレーヤーが使っている大きさのマウスピースのバランスや質量が楽器に対して相性の良さのバロメーターにはなるとは思いますが、演奏行為自体がしんどいとなんとも言えないですよね。なのでイメージをリセットして自分の好きな感じのものを探すのが良い気がします。

Q
スケール練習は大事だという記事をみましたが、スケールの教則本などなにかオススメのものなどありますか?

A
そうですね…まあ特に教則本とか使わなくても色々と出来はするのですが。例えば留学時代に使っていたものだと
f:id:kazooy:20160923171730j:plain:w200
ラフォースのバドメーカムです。まあこいつは
難しいです。まあ出来るところをコツコツやっていけばなんとかいけるかな…くらいです。
他だと
f:id:kazooy:20160923173656j:plain:w200
ミュラーのトロンボーンのテクニックです。3巻ありますが1か2を良くやってました。
これだと比較的やりやすいほうだとは思います。
まあでも実際に教則本を使うことはほぼ無かったので、これというものはなくて単純な形からでも良いので段々と音域を広く、ダイナミクスを大きくテンポを速くとかしていくやり方が良いかと思います。そういう意味でも人と練習すると自分のパターン以外のものが見れるので効果的ですよ!。

Q
自分では良い音と思ってても人から良くないといわれます。

A
これはですね~僕もあるんですよ、なんでしょうね?よく言われるのはどうしても演奏時に内耳も影響を受けるので思った感じと違うというのはしょうがないのでしょうかね。録音した自分の声も違和感があるのと似たようなものらしいですが、個人的には録音したものを聞くことを続けているとその差は結構縮まる気がしますよ。音自体はやはり聞いてもらったりして自分のベーシックな音色を見つけてしまうとかするのも大事かなとは思います。自分の好きな音かどうかは置いておいてリラックスして息を流して音が鳴っている状態がベーシックな音色に近いものとして捉えることが大事かな、と個人的には思います。

こんな感じでしょうか?質問はどんどん送ってくださいね!
tb@joybrass.co.jp までどうぞ‼

それでは、また。

個人的メッキ考

どうも、アドバイザー佐々木です。

この間もらった質問のなかに「佐々木さんのマウスピースは金メッキばかりですね、理由はあるのでしょうか?」というのがありましてですね。僕の理由は単純ですよ

銀メッキが合わないからです。

ひどくはないのですが、ハードな本番や練習を続けると唇が荒れてくるのですよ。

気づいたのは5,6年前くらいでしょうか、それまでは金メッキもそうですが銀メッキのマウスピースも使っていたんですよね。ただどうしても唇が荒れている状態になることが多くて、当時は練習のしすぎかな?とただ思っていたのですが、ある時しばらくの期間金メッキのものしか使わなかった時期があって気づいたのです。あれ、ひょっとしてシルバーがダメ?と…事実、とても良いマウスピースなのにしばらく使ってると唇が荒れていたのに、試しに金メッキをかけてみるとトラブル率が圧倒的に減りました。それ以来マウスピースは金メッキのものをオーダーするか、あとがけをするみたいな感じになりましたね。

さて、それでお店でもメッキをしたら音が変わってしまうのではないかという話をされることがままあります。この「メッキで音が変わるか論」は前から言われてるものなのですが、個人的には

通常のメッキにおいて、実はそんなに変わらないと思っています。

あくまでも個人的にですよ・・・

というのはですね、メッキ以外の要素のほうが大きいと思っているからです。

いや、僕も色々とやってみたのですよ。プラチナとかピンクゴールドとかグリーンゴールドとかチタンとかピンクゴールドのピンク薄目とか…

確かに、確かに変わった気もするのですがあくまでも吹いている側のモニターの変化が大きいように感じます。

これが例えばメッキ自体の厚さがかわると流石に変化が生じるとは思いますが、やはり基本的には口当たり、自分の体質、見た目!で選んでみるのが良いかな?と思います。

それでは、また。

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